梨穂・佳奈

堕ちてゆく佳奈、変容する梨穂 - 5


 玲子さんと梨穂ちゃんが佳奈ちゃんの病室の前まで来ると、ちょうど看護婦さんがうんこでいっぱいの容器を持って出てきました。
「また? どれぐらい出たの?」
「2Kgぐらいです」
「うーん...ちょっと調整が必要ね。」
「そうですね」
看護婦さんと少しだけ言葉を交わすと、玲子さんは病室に入りました。玲子さんは佳奈ちゃんに話し掛けます。
「起きてる?気分はどう?」
すると、それまで呆然とした表情をしてた佳奈ちゃんは、玲子さんの出現で急に目が覚めたように表情を輝かせて、しゃべりはじめました。
「先生!...いまとってもいい気分です。さっきもいっぱい出て...」
「よかったわ。あんまり出てばかりで心配だ、って梨穂ちゃんも言うから見に来たのよ。」
玲子さんは話しながら佳奈ちゃんとチューブで繋がった機械を点検して、調整しました。佳奈ちゃんは嬉しそうに話し続けます。
「そんなことないです。うんこするとすごく気持ちいいんですよ...」
「でもあまりたくさん出てばかりだと辛いでしょ?」
佳奈ちゃんの顔はだんだん紅潮して、玲子さんに甘えるような口調になってきました。
「うぅん...辛くなんかないですぅ...だって、あんなに気持ちいいんだもん...もっと、うんこしたぁい...もっとしたいですぅ...」
梨穂ちゃんは佳奈ちゃんの言葉を聞いて、何か佳奈ちゃんが幻覚に取り込まれているのではないかと疑いました。梨穂ちゃんは玲子さんに耳打ちしました。
「玲子さん...佳奈ちゃん大丈夫でしょうか? こんなこと口走るなんて...」
佳奈ちゃんはうっとりした口調で続けます。
「梨穂ちゃん、うんこするときの気持ちいいの知ってる? あのね、うんこが溜まってくるとお腹の下の方がずっしりと重たくなってきて、最初はじんわりと出したいって感じが伝わってくるの。だんだん煮え立つように出したい気持ちが高まってきて、それで、出し始めるとね、お腹のなかでこりこりと擦られる感じがして、肛門を押し広げられると熱くなってきて...太いうんこの節が肛門をひっかけながら出ると、そのたびにからだじゅうピクピクしちゃうんだよ。」
「佳奈ちゃん、分った。もうしゃべらないで!」
「玲子先生にお尻触ってもらったときみたいに...肛門の中の壁を押されて、そのままぐりぐりと出口へ向かってえぐられると、すぐにイきそうになっちゃう...ほんとうに気持ちいいんだよ...あぁ、もっとうんこしたいよぅ...玲子先生、もっとうんこさせて?あたしもっともっとたくさんうんこしたいよ!それとも、玲子先生また触ってくれるぅ?」
佳奈ちゃんはフトンを払いのけながら上半身を起こして、まくらもとに立つ玲子さんの腕を取って胸に押し付けました。胸がはだけて大きなおっぱいが丸出しになります。乳輪に押し付けられている器具の中にはぽとぽとと乳汁がたれています。
「玲子せんせぇ、お願い。触ってぇ。気持ち良くなりたいよぅ...」
佳奈ちゃんは玲子さんの手を自分のおっぱいに押し付けてぐりぐりともみたてます。
(佳奈ちゃん!いやだ、そんなのいや!)
ついこないだまでは、膨らんだお腹を梨穂ちゃんに見られるのさえ恥ずかしがっていた佳奈ちゃんが、今では自分から裸になり、玲子さんに愛撫までねだって、恥ずかしい言葉を平気で連発するようにまでなってしまったのです。まだ佳奈ちゃんは玲子さんの手を使ってオナニーをしています。梨穂ちゃんはこの光景にめまいに襲われましたが、その時またあの佳奈ちゃんの体臭を強く感じました。部屋中に佳奈ちゃんの甘酸っぱい匂いが立ち込めています。
玲子さんはやっと佳奈ちゃんの手をほどきながら言いました。
「よく分るわ、佳奈ちゃん。でもね、今日はもう遅いから寝なさい。こうしててあげるから...」
まるで子供をあやすようにほっぺを触ったり額をなでたりしながら、玲子さんは佳奈ちゃんをベッドに寝かせつけました。寝間着を直してフトンをかけてあげます。
「おやすみね。」
顔をくっつけて玲子さんにそう言われると、素直に佳奈ちゃんも返事をしました。
「おやすみなさい...」
しばらく玲子さんは佳奈ちゃんの肩や胸のあたりを軽く叩きながら佳奈ちゃんの顔を眺めていました。やがて佳奈ちゃんは静かな寝息を立てはじめました。ちょっとの間、玲子さんは佳奈ちゃんのまくらもとで佳奈ちゃんの寝顔に見入っていました。そしてそっと立ち上がると、
「行きましょう...」
と言って梨穂ちゃんと二人で病室を出ました。

夜の診察室にふたりは戻りました。
「佳奈ちゃん、夢を見てるみたいね...」
「どうしてあんなふうになっちゃったんでしょう。」
「ずっと水泳一筋でやってきた子が、突然病気でやめさせられて、病室にしばりつけられて...おかしくなっても仕方ないわ。」
「どうにかならないんですか?あんな佳奈ちゃん見てるの辛すぎます。」
「ベッドから起こした方がよさそうね...考えるわ。」
「早くよくなってほしいです...」
玲子さんはちょっと席を立って、薬と水をもってきました。
「梨穂ちゃん、あなたもそうとう疲れてるみたいよ。これ飲んで、今晩はすぐに寝た方がいいわ。」
「ありがとうございます...」
その場で梨穂ちゃんは渡された粉末の薬を飲みました。
「じゃあね、おやすみ。」
「おやすみなさい。ありがとうございました。」
梨穂ちゃんはシャワーを浴びて着替えると病室の相ベッドに寝転がりました。いまのところ佳奈ちゃんは静かに眠っているようです。緊張の連続でくたくたになっていた梨穂ちゃんはすぐに眠りに落ちました。

 梨穂ちゃんが目覚めたのはまだ日も登らない早朝、4時頃でした。お腹が張ったような感じで、寝苦しくて目が覚めてしまったのです。
(うぅん...佳奈ちゃんのがうつっちゃったかな...)
梨穂ちゃんは起き上がってトイレに行って、便器に座りました。そして、しばらく頑張ったのですがどうも出る様子がありません。お腹に触るってみると、どうもおへそから下の方がつっぱって、熱くなっているようです。恐る恐る右手でお腹を押してみると、なにかこりこりするものに触れるような気がします。
(おかしいなぁ...そんな、便秘なんかしてないのに...)
いつまで頑張ってもどうも手応えがないので、梨穂ちゃんはもうトイレを出ようと思いました。紙を取るとクルクル巻いて、おしっこが出た場所を押さえました。すると、いつもと違う感じがします。
(あれ、ヘンだよぅ...なにか触ったことのないものが...)
梨穂ちゃんは背中を丸めて自分の場所を見ようとしました。あまりよく分からないのですが、どうもクリトリスのあたり一帯が盛り上がって指に触れたようです。
(...玲子さんの薬を飲みはじめてから、ずいぶんと身体が変わったけど...こんなところまで変わるんだ...)
梨穂ちゃんはトイレを出ると手を洗いながら玲子さんの言葉を思い出しました。「これまで成長の止まってたところを急に成長させるからときどき痛んだりするかも知れないけど、そんなに心配ないからね」と言われていたのです。その言葉で自分を納得させながら梨穂ちゃんは病室に戻って、もう少し眠ろうとしました。

 しかし、どうも寝付けません。さっきおしっこを拭いたときに触れた場所が、なんだかジンジンしてきたのです。お腹の張った感じも収まりません。気にしないで寝付こうと寝返りを打つのですが、そのたびにお腹の下の方にどーんと動きが響くようです。そうやってベッドの上でごろごろして時間を無駄にしているうちに、梨穂ちゃんはなんだかイライラしてきてまた起き上がってしまいました。
 目が覚めたときよりも、お腹のつっぱりははっきりとして、今度こそ出そうな感じになってきました。それに股間のジンジンする火照り...
 梨穂ちゃんは生理用品を持ってまたトイレに行きました。
(なんか調子狂っちゃう...)
そして便器に腰掛けると、もう一度お腹に溜まったものを出そうと頑張りました。今度はなにか手応えがあったような気がしました。お腹のしこりがだんだん下へ移動していくような感じがしたのです。
(もうちょっと...)
梨穂ちゃんは早く終わらせようと力みました。
(あ、出そう...)
そう思ったときに、おしっこがちょろちょろと出ましたが、まだ本体は来ていないようです。股間に挟まったような感じのまま、お腹のしこりの動きは止まってしまいました。 (あーん...早く出てよぅ...)
梨穂ちゃんはがっかりしました。もうちょっと頑張ってみましたが、どうもだめなようです。
(おあずけかぁ...気持ち悪いなぁ...)
梨穂ちゃんはおしっこを拭き取ろうと紙をそこに当てました。すると、今度はぐりっと、はっきりした手応えで触れるものがあります。
(えーっ、なにこれ...)
じんじんする感じの正体はこれのようです。梨穂ちゃんは便器に座ったまま足を広げて、背を丸めてそこを覗き込みました。両手で秘密の唇を広げてみると、クリトリスの包皮が割れて中から丸い肉玉が見えています。
(やだぁ...こんなに大きくなっちゃったんだ...)
梨穂ちゃんはそこの突っ張った感じを取り除こうと、唇をもっと広げながらクリトリスの包皮を恐る恐る引っ張りました。
(あぁん...ヘンな感じ...)
梨穂ちゃんは包皮が剥けるちょっとした動きに感じてしまって、身をこわばらせました。すると、そこの肉玉がぐぐっとせり出してきます。
(これって...興奮してるのかな...)
梨穂ちゃんはそっとその肉玉に触れてみました。
(ひゃっ...すごい!)
ちょっと触れただけでお腹から股間からお尻までびくんと飛び上がりそうに反応します。どうも包皮の中はじっとりと湿っているようです。梨穂ちゃんはイケない考えが浮かんでドキドキしはじめました。
(これ、擦ったらどんなふうになるんだろう...)
佳奈ちゃんに触ってもらったことはありますが、梨穂ちゃんは自分ではそこをあまり触ったことがありません。
(佳奈ちゃんに触ってもらったときみたいに気持ち良くなるかな...)
直に触るのは恐いので、梨穂ちゃんは指先で包皮を肉玉の上に引っ張りました。
(...あはっ...感じる...)
そのまま皮を肉玉の上でくりくりとこね回します。
(う...うぅん...きもちいい...)
じんじんする感じはとたんに強くなってきました。梨穂ちゃんの指先には鼓動が伝わってくるほどそのあたりはドクドクと脈を打ち始めました。梨穂ちゃんは息を弾ませながらそこを擦り続けました。
(いい、いいよ!...イきたい!)
そのとき、いっとき忘れていたお中のしこりが、ボコっと突っ張りました。
(あぁ...もう少しでイきそうなところだったのに...)
梨穂ちゃんは手を休めて、目を閉じてまた頑張ろうとしました。間違いありません。今度はお腹のしこりは下に動きはじめました。
(早く出ちゃって!...)
梨穂ちゃんは、股間のドクドクじんじんを感じながら、いっしょうけんめい力みました。太いものが押し広げて出てくる感覚が伝わってきます。
(もうちょっと!)
梨穂ちゃんはこことばかりに足をふんばってお腹に力を込めました。
(出る!)

ばしゃ...ぴちゃぴちゃ...

音が聞こえました。
(え、あれ、出たの?...)
梨穂ちゃんは何かおかしな感じがしました。うんこが出るときには、挟まっていたものが抜け落ちてすっきりするはずなのに、まだ今も梨穂ちゃんは挟まった感じのままです。 (まだ出てないの?あのぴちゃぴちゃって何の音?)
梨穂ちゃんは目を閉じたまま一心不乱に力みました。出口がつっかえたまま中身が出口へ殺到してそこが押し広げられる感じです。
(もう出るよ!もうちょっと!...ふぅうん!!)
梨穂ちゃんは自分の中のしこりが一段と大きくなって、出口を押し広げて出てくるのを感じました。
(でる、やっと出るっ!)

ずるぅぅっ!

...ぴちゃぴちゃと汁が跳ねる音が便器の中から聞こえます。梨穂ちゃんのお腹の突っ張った感じは収まってきました。
でも、挟まった感じはなくなりません。それどころか、さっきまでよりもっと押し広げられて太いものが挟まっている感じです。挟まったまま太いものがぶら下がっているのが梨穂ちゃんには分りました。そして、そのぶら下がっている場所がお尻ではないことも... 梨穂ちゃんはいま出たものがうんこではないことにようやく気づきました。でも、それが何なのか...梨穂ちゃんにはもちろん分りません。梨穂ちゃんはなにかとんでもないことが起きたような気がして、力むのも止めて、宙ぶらりんな感じのまま便器の上でじっとしてました。自分のそこを確かめたいけど、確かめるのは恐いという気持ちです。
 でもじっとしていることもできなくなってきました。その挟まったものが、またゆっくりと体の中から押し出されはじめるのを感じたからです。
 梨穂ちゃんはためらいながら足を開いて、こわごわ自分のそこを覗き込みました。

 梨穂ちゃんははっきりと見ました。梨穂ちゃんの秘密の唇がばっくりと割れているのを。そして、そこからぬらぬらと光るピンク色の肉の棒がぶらさがっているのを。
(...やだ...なにこれ...うそ、いやだっ!!!)
思わず梨穂ちゃんはばっと立ち上がりました。肉棒がプルプル震えるのを梨穂ちゃんは感じました。そして、その棒の表面にまとわりつく粘液が伝い落ちて便器の中に落ちました。
(...これって...いったい何なの?...内臓?...やだ、恐い!)
そう思うと恐ろしさで身がすくみました。梨穂ちゃんがこわばった身体をぶるっと震わせた瞬間、

むりむりっ!

肉棒が再び押し出されます。
(やだーっ、止まって!こんな、こんなの!!どうしよう!!)
でも、梨穂ちゃんは自分のお腹が勝手に力んで、しこっていた中身を最後まで押し出そうとするのを止めることはできませんでした。
(やっ、いやっ、止まって!!あぁーん、恐いよぅ!助けて!!)
肉棒の長さが10cmほどになったとき、また出口に挟まった感じがしました。これまでよりもっと太いものが出口に詰まった感じです。
(もういやっ、出ないで!!)
しかしそのかたまりは梨穂ちゃんのそこをこじ開けて出てきます。
(あふぅぅぅっ!きつい!裂けちゃう!!)
遂にそのかたまりは一番狭い場所を通り抜けて、外に抜け出ました。ぼこっ、ぼろっと二度かたまりが押し出されると、ぎゅーっとにお腹がへこむほど力が入って、残りのしこりをお腹から絞り出したのでした。

[生まれたてのペニスをぶら下げた梨穂] by YuAoki
梨穂ちゃんは恐ろしさでぶるぶる震えながら便器をまたいで立ったまま固まっていました。
(わたしどうなっちゃったの...)
とにかく異常なことが自分の身に起こったことは間違いありません。でもそれを確かめるのはあまりに恐ろしかったのです。梨穂ちゃんは自分のその部分を見て確かめようという気持ちと、見るのが恐いという気持ちでどうどう巡りをしました。しかし、最後には梨穂ちゃんは自分に起きたことを確かめようという気持ちを固めました。
 立ったまま梨穂ちゃんは自分のお腹の下を見下ろしました。そこには、長さ15cmぐらいの肉棒と、その影に別の肉のかたまりがありました。肉棒の先端は皮が捲れたようになっていて、赤みの強い粘膜がのぞいています。その赤みが梨穂ちゃんには内臓そのものの色のような気がしてとても恐ろしげに見えました。
 そして、その形を見てようやく梨穂ちゃんはそれが何であるのか分ってきました。

 それは、むかしお父さまとお風呂に入っていたときに見た、あの男の部分そのものなのです。梨穂ちゃんはなんとか自分に落ち着くように言い聞かせながら、便器にもう一度腰を下ろしました。そして、たったいまお腹から出てしまったその肉棒をできるだけそっと手のひらで持ち上げました。
 肉棒の頭は皮で包まれているのですが、先っぽだけは剥けていて、そこから見えている粘膜の玉には縦に筋が入っています。粘膜は汁でまみれていてぬめぬめと光ってとてもグロテスクです。肉棒全体は触られると反応してピクピクしています。
 そして肉棒の裏側にはもうひとつ別のものがありました。それは、最後に押し出されたかたまりを収めたフクロでした。梨穂ちゃんの唇の隙間から重そうにぶら下がって、ふるふると揺れています。
 とにかく見れば見るほど、それは男のものそのものです。梨穂ちゃんは頭に血が上ってくらくらしてきました。
(どうしてわたしの中からこんなものが...)
答えのない疑問が頭の中を駆け巡ります。そうしているうちに廊下から物音が響いてきます。
(あ、もう朝なんだ...看護婦さんたちが...)
いつまでもトイレに立てこもっているわけにいきません。梨穂ちゃんは紙で粘液をふきとって、パンツをはこうとしました。でもそれはパンツにおさまらないだけでなくて、お腹に押し付けると感じてピクピクしまうので、とてもまずいことに気づきました。しかたなく梨穂ちゃんは肉棒に紙をぐるぐると巻き付けて、パンツはずり下げたままパジャマのズボンを上げ、手でそこを押さえてトイレを出ると、病室まで決死の覚悟で走りました。そしてベッドにすべりこむと、震える手でナースコールのボタンを押しました。
「どうしました?」
「梨穂です...先生まだみえませんか」
「8時にはみえますけど」
梨穂ちゃんは時計を見ました。まだ7時です。
「すみません...どうしても診ていただきたいんで、こちらにお願い出来ませんか...」
「梨穂ちゃんが?具合悪いんですか?いま行きます」
「あ、いいです、先生に相談したいだけですから!そう伝えてください、お願いします。」
「はぁ、そうですか...分りました伝えます。」
梨穂ちゃんはベッドにもぐってひたすら早く時間が経つよう祈りました。
(玲子さん、早く来て...助けて...)

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