全てを出し切ったけいちゃんは、自分の汚物の海の中に沈んだ。やっとバスから降りてきた先生とクラスメート達が、意識を失いかけてるけいちゃんを取り囲む。けいちゃんは、朦朧とした意識の中で、いくちゃんが顔を覗き込むのに気付いた。

「けいちゃん、クッキーおいしかった?お薬も効いてよかったね。これからも仲良くしようね」…

けいちゃんは、いくちゃんがそんな言葉で語りかけるのを薄れいく意識の中で聞いた。


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